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歯科衛生士の求人を探している人が多い都道府県や都市はどこ?

歯科衛生士の求人を検索している都道府県ランキング

歯科衛生士の求人を探している人は、全国的にみても相当数いるわけですが、どの県が多いのでしょうか。

「歯科衛生士 求人」 と検索している人の多い県を順に並べ、歯科衛生士数、人口10万人対歯科衛生士の人数、人口10万人対歯科診療所数の順位も表に書き出してみました。
(今後、人口10万人対歯科衛生士の人数を歯科衛生士人数、人口10万人対歯科診療所数を歯科診療所数と記載します。)


歯科衛生士 求人を探している都道府県順位

    歯科衛生士数 人口10万人対
歯科衛生士人数順位
人口10万人対
歯科診療所数順位
 求人数   備考 
1 長崎県 1630 15 10 128
2 香川県 1341 5 23 125
3 鹿児島県 1850 18 24 150
4 徳島県 1203 1 6 59
5 宮崎県 1445 7 33 89
6 群馬県 2046 24 22 130
7 岡山県 2621 6 11 237
8 長野県 2446 16 25 132
9 島根県 845 12 45 35
10 愛媛県 1540 19 20 109
11 新潟県 2627 17 13 152 ④⑩
12 山口県 1486 22 29 140  
13 大分県 1464 10 31 65
14 茨城県 2179 45 24 220  
15 沖縄県 1118 43 40 61
16 岐阜県 2595 9 34 218  
17 高知県 1023 3 21 51
18 奈良県 1421 23 17 120  
19 大阪府 8092 31 2 1191 ⑤⑨
20 三重県 1939 21 31 131  
21 北海道 5837 20 5 412
22 栃木県 1687 37 19 130  
23 兵庫県 5354 29 9 586  
24 山梨県 1000 13 14 46
25 福岡県 6109 14 3 694  
26 静岡県 3358 33 28 304  
27 広島県 3496 11 7 297  
28 福島県 1396 46 38 108  
29 千葉県 4965 41 12 548
30 埼玉県 5821 40 26 667
31 岩手県 1030 39 35 112  
32 宮城県 1841 42 37 177  
33 神奈川県 7926 36 8 734
34 熊本県 2314 8 30 221  
35 秋田県 1008 28 41 99  
36 愛知県 5675 44 18 1062
37 佐賀県 1146 4 15 80  
38 東京都 12952 30 1 1219 ⑥⑪
39 京都府 2152 38 16 313 ⑤⑫
40 滋賀県 1290 32 46 133  
  青森県 870 47 44 73
  山形県 1133 25 43 112
  富山県 1059 27 42 81
  石川県 1028 34 39 66
  福井県 698 35 47 40
  和歌山県 955 26 4 67
  鳥取県 820 2 36 40

となっています。

なお、順位の記載のない県は、検索数が少ないため、順位がわかっていません。

まず、検索数の多い上位都道府県10県からみていきましょう。

検索数の多い上位都道府県をみてみると、意外にも、そんなに人口の多くないところが多いようです。

人口の多いところは、絶対的に検索数が増えるのは当たり前なのですが、歯科衛生士の求人を検索しているということに関しては、その現象がみられません。

このあたりもふまえて、それぞれの都道府県の事情もみてみましょう。

①長崎、群馬、岡山、愛媛

まず、検索数の多い都道府県のうち、 長崎、鹿児島、群馬、岡山、愛媛 は、就業歯科衛生士数、歯科診療所数ともに多いところが多くなっています。

ただ、求人数は歯科衛生士数の10分の1以下程度となっていますので、条件のよい求人をつかみ取るには、対策が必要といえそうです。

②徳島、長野

特に、 徳島 は、歯科衛生士の人数に対して、求人数が圧倒的に少なくなっています。

また、 長野 も、その傾向がありますので、歯科衛生士の求人をチェックする際は、就職・転職支援サービスなどを利用するのが成功の近道といえそうです。

③香川、宮崎、島根

なお、香川県や宮崎県、島根県に関しては、歯科衛生士数の割には、歯科診療所数が少ないため、選べる職場が少なくなっています。

特に、島根県は、圧倒的に求人が少なくなっていますので、よりよい職場はなかなか求人がでない可能性もありますので、よい職場がないかは、プロの目で探してもらうのも手です。

続いて、検索数11位以下の都道府県を見ていきたいと思います。

④新潟、大分、沖縄、高知、山梨

まずは、 新潟、大分、高知、山梨 は、歯科衛生士数の割には、歯科診療所数が少なくなっており、選べる職場が少ないといえそうです。

特に、 沖縄 は、診療所数、求人数がともに少なく、競争が激しいといえそうです。

いままでは、比較的人口の多くない地域を多くみてきましたが、人口が多いのに、求人を探している検索数が少なかった、人口の多い地域もみていきましょう。

⑤大阪、愛知、京都

大阪、愛知、京都 は、人口の多い地域ですが、歯科衛生士数の割には、歯科診療所も多い地域で、また求人数も多い地域です。

このあたりは、比較的容易に求人が見つかることでしょう。

ただ、歯科診療所の数が多いので、自分にあった職場を探すためにも、就職・転職支援サービスなどを利用すると便利かもしれません。

特に、大阪は、求人を探している人の多い地域でもありますので、注意が必要です。

⑥千葉、埼玉、神奈川、東京

また、同じく、 千葉、埼玉、神奈川、東京 も、歯科衛生士数の割には、歯科診療所も多い地域ですが、先にあげた大阪、愛知、京都ほど、歯科衛生士数に対する求人数の割合が多いわけではありませんので、就業条件が明確な場合、しっかりとした対策が必要になります。

もちろん、職場数はたくさんありますので、自分ひとりで求人をみていると、どこがいいかわからなくなる場合もありますので、そんなときも、就職・転職支援サービスなどを利用するのもいいでしょう。

特に、後述しますが、都市部は、都市単位では、求人を検索する人の割合は増えますので、注意が必要となります。

また、歯科衛生士の求人を探している人の少ない、検索順位外の地域では、歯科衛生士数も少なく、歯科診療所所も少ないので、求人を探している人が少ないとみてとれます。

⑦青森、山形、富山、石川、福井

また、実際、求人も少ないので、一度、仕事を始めると、転職することなく、長い期間勤める人が多い地域のようにも思えます。

ですので、 青森、山形、富山、石川、福井 といった東北、北陸で転職したいと思ったときに、よい条件のところは特に職場に空きがでない場合が多いかもしれないので、就職・転職支援サービスなどに頼るのもいいかもしれません。

⑧和歌山、鳥取

また、求人を探している人の少ない地域でも、例外的に、 和歌山 は、診療所が多い割には、求人数が少なく、また、 鳥取 は、歯科衛生士数が多い割には、求人数が少ないので、職探しとなると、苦戦する可能性もある地域です。

このように、都道府県によって、歯科衛生士の求人に対する環境が異なりますので、ここはプロに任せるのが賢明でしょう。

歯科衛生士の求人を検索している都市ランキング

また、先ほど、東京や大阪などといった都市部では、検索数が少ないとありましたが、実は、都市名での歯科衛生士の求人の検索数を見てみると、 過去12カ月では、

1 札幌市 2 大阪市 3 横浜市


で検索が多く、 また、過去5年では、

1  新潟市 2  札幌市 3  渋谷区 4  福岡市 5  大阪市 6  京都市 7  仙台市 8  広島市 9  横浜市 10 神戸市 11 港区 12 新宿区 13 さいたま市 14 千葉市 15 名古屋市 16 川崎市 17 世田谷区

と、圧倒的に都市部が多くなっています。

⑨札幌市、大阪市

特に、都市部では、北海道札幌市や大阪府大阪市は、求人を探している人が多くみられます。

北海道や大阪府は、都道府県でも比較的検索が多かった地域です。

北海道や大阪は、診療所数も求人数も多く、また、比較的転職の多い地域(北海道全国5位、大阪府全国15位)でもあるため、職探しがしやすい環境にもあるのでしょう。

新潟市

この中で興味深いのは、過去5年の1位の新潟市です。

新潟市は、人口80万人ほどの都市で、札幌市の人口195.2万人や大阪市の人口269.1万人に比べても、そんなに大きな都市ではありません。

しかし、新潟県自体も、歯科衛生士の求人の検索数も多かったことから、新潟県新潟市では、多くの人が求人を探しているようです。

ただ、新潟県では、共働き率が全国8位と高いことから、子育てが一段落したあとの職探しなどが多いのかもしれません。

新潟では、求人数もそんなに多くはないので、歯科衛生士の就職、転職など仕事を探すときは、しっかりとした対策が必要となるかもしれません。

⑪東京23区

また、東京都では、23区内での求人を探している人が多く、特に、 渋谷区、港区、新宿区、世田谷区 が人気となっています。

通勤に便利な地域は人気となりますので、このあたりで求人を探す場合は、対策が必要です。

京都市

また、京都市は、全国的にも少し特徴のある都市で、実は、

京都府 人口257万 京都市 人口147.5万


と、府内の半分以上の人が京都市に住んでいます。 全国的にみても、


北海道 528.1万 札幌市 257万
神奈川県 905.8万 横浜市 372.5万
大阪府 882.3万 大阪市 269.1万
愛知県 755.3万 名古屋市 229.6万
福岡県 510万 福岡市 153.9万

京都府では、京都市にいかに人口が偏っているのがよくわかるかと思います。

ですので、京都府で求人を探す場合、京都市京都市以外かで、診療数や求人に大きく違いがあると予想できます。

このように、都市でもそれぞれ特徴がありますので、自分にあったよい条件の求人を探したいときは、就職・転職支援サービスなどをぜひ活用してみてくださいね。

医療介護求人サイトNo.1のジョブメドレーなら、あなたにぴったりの歯科衛生士の仕事を案内してくれます。

もちろん、悩んだ時はキャリアカウンセラーに相談も可能ですし、就職が決まった際には、お祝い金制度もあります。

新潟県をはじめ、全国の求人をカバーしていますので、求人を探すときは、ぜひ、プロの手を借りてみてくださいね。

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歯科衛生士が登場するドラマは?歯科医のドラマは少ない?

女性が仕事を持つときには、結婚や出産、子育てなどといった家庭と仕事の両立が大きな課題になる場合が多く、その際に、いわゆる手に職、特に資格を持っていると、有利といわれています。

昔から、看護師、保育士、美容師、といった国家資格を持っていると、子どもを持ってからも働きやすいと人気となっている職業です。

これらの職業に加え、最近では、ドラマの影響もあってか、

窪田正孝さんが、ドラマ「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~」で演じた放射線技師や
ドラマ「フラジャイル」で長瀬智也さんや武井咲さんが演じた病理医を支える、野村周平さんが演じる臨床検査技師

などといった資格が必要な職業も注目されています。

このように、お仕事系のドラマは常に人気が高いわけですが、その中でも一番人気のお仕事ドラマが看護師でしょう。

看護師ドラマといえば、シーズン4まで続いた人気のドラマ、ナースのお仕事から、最近でも、中条あやみさん、水川あさみが看護師を演じた、白衣の戦士!や、上白石萌音さんが看護師を演じた、恋はつづくよどこまでも、まで、いつの時代でも人気となっています。

このように、お仕事系、特に、医療系のドラマは、いまや定番となっており、ドラマの影響でこれらの職業を目指す人も多いことでしょう。

医療系はドラマのみならず、これからの時代、就職先として注目される分野のひとつですが、そんな中、歯科衛生士はどうでしょう。

歯科衛生士が登場するドラマといえば、ドラマ「僕らは奇跡でできている」では、トリンドル玲奈さんが歯科衛生士の役をされていました。

歯科医師役には榮倉奈々さんが挑戦され、トリンドル玲奈さんは、そのかわいいピンク色の白衣姿を披露しました。

また、歯科医師が登場するドラマとしては、

佐々木蔵之介さんが開業歯科医を演じた、恋愛ニート~忘れた恋のはじめ方(2012)
ピースの綾部祐二さんが歯科医を演じた、香取慎吾さん主演の幸せになろうよ(2011)
福山雅治さんが歯科医を演じた、パーフェクトラブ!(1999)

などがあります。

また、ドラマ不機嫌なジーン(2005)では、竹内結子さん演じる主人公の友人として、井上訓子さんが歯科医師を演じられました。

この際には、内野聖陽さんの歯石をとる歯科衛生士さんが登場するシーンもありました。

また、映画では、2017年のキセキ -あの日のソビト-では、メンバー全員が歯科医師免許を持つ、人気のバンドグループGReeeeNを題材にした物語で、松坂桃李さん、菅田将暉さん、横浜流星さん、成田凌さん、杉野遥亮さんが歯科医師免許を持つメンバー役を演じました。

また、歯科衛生士が主人公のドラマといえば、2006年に放送されたドラマ「夢で逢いましょう」では、矢田亜希子さんが歯科衛生士を演じていました。

押尾学さん演じる院長の歯科医院に働く矢田亜希子さんは、父(長塚京三)と祖母(野際陽子)と3人で暮らす26歳の歯科衛生士ハツミ役で、仕事をがんばりながらも、3人の男性からプロポーズを申しこまれ、ハツミが結婚するまでのストーリーと家族とのやりとりを描いたドラマです。

最後には、押尾学さん演じる良平と結婚をしてハッピーエンドというストーリーなのですが、実生活でも、このドラマをきっかけに、押尾学さんと矢田亜希子さんは結婚をされました(現在では、離婚されています)。

いまとなっては、訳あってお蔵入りとなっている?ドラマですが、歯科衛生士のリアルな日常を忠実に描いていると歯科衛生士の中では評価の高い作品となっています。

このように、歯科衛生士もドラマに登場していますが、実際のところは、歯科助手や受付、歯科衛生士の違いもよくわからないという人も多いのも実情のようです。

また、医者や看護師が主人公のドラマや映画は数多くありますが、やはり、歯科医や歯科衛生士が主人公のドラマは少ないのが現状です。

ただ、2018年11月10日に放送された、マツコ会議では、歯科衛生士が取り上げられ、このときは、認知度や注目度が上がってきたようにも思えます。

また、2019年2月には、高杉真宙さんが歯科技工士役として主演を務める、映画「笑顔の向こうに」が公開されます。

歯科技工士とは、入れ歯や詰め物などの作成を担う仕事で、こちらも、歯科衛生士同様、国家試験に合格し、資格がなければなれない職業となっています。

このように、歯科医療をテーマとするドラマや映画も多くなっている中、ますます歯科衛生士も注目されていくといいですね。

歯科衛生士の転職のきっかけはSNS?今は転職に有利な時代です

歯科医院で働く場合、基本的に職場には、院長先生が一人、そして、そこに、働く歯科衛生士や歯科助手、そして受付などで構成されることが多く、その母体は、ほかの業種に比べて非常に狭い世界となっています。

規模が小さいので、ひとつの歯科医院に、歯科衛生士は、一人ないし二人しかいないという場合も多く、自分の仕事や職場環境が標準的なものなのかどうかもわかりにくいようです。

ですので、今までは、どんなに大変な境遇や環境でも、ほかと比較することもあまりできないので、こんなものだと思い、仕事を続けてきたという人も多いことでしょう。

しかし、専門学校や大学などの歯科衛生士養成機関で一緒だった友人から聞く話はもちろんのこと、最近では、SNSなどのネットなどで、ほかの歯科衛生士さんがどんな仕事ぶりをしているのかを知る機会もぐっと増え、自分の仕事に不満を持つ人も増えてきました。
もちろん、ほかの歯科衛生士さんの仕事ぶりを知ることは、いい刺激になることも多く、「みんなもがんばっているんだ」とか「こんな考え方があるんだ」と新しい発見があることもあります。

また、ネガティブ的には、「私よりもひどい境遇の人もいるから、私はまだ恵まれている」と、妙に納得してしまう人もいるかもしれません。

ですが、やはり、中には、本当に自分の待遇が他の歯科衛生士よりひどいということを実感する人も多いようです。

そんなとき、いまの歯科医院ではなく、ほかの歯科医院で働いてみたいと思うのは自然なことでしょう。

とはいえ、今の歯科医院を辞めて、別の歯科医院へ行くというのは、ものすごく勇気がいることでもあります。

境遇、待遇などといったものに不満があって転職したとしても、もしかしたら、次の歯科医院は、今よりもっとひどいかもしれない、という不安もあるかもしれません。

人間関係に悩んでいた時も、今度の就職先が今よりいい保証もありませんし、そもそも、また人間関係を築いていくことも大変なことです。

また、勤務期間が短く、何の技術も身に着けていないのに、転職ができるのだろうかと心配になる場合もあるでしょう。

逆に、長く勤めていたところならその分、仕事の仕方もその歯科医院の型にはまっているので、他の歯科医院では、また一から仕事のやり方を覚えなければならないと思うと腰がひけるかもしれません。

しかし、それでも、他の歯科医院が気になるという場合は、思い切って、行動に出てみることもいいでしょう。

今までは、一度勤めたならば、ずっと、そこでがんばるのが常識であり、美徳とされていました。

ですので、転職をすること自体があまりよしとしない傾向にありました。

しかし、いまは、特に、キャリアアップのための転職は、むしろ、視野が広がりますし、価値観や物の見方も変わるため、よいこととされています。

また、人間関係や仕事環境に我慢できず、転職することも、我慢するくらいなら、転職で解決するなら、したほうがいいというのが、最近の考え方です。

単純に収入アップのためという、昔なら、お金のためだとはよこしまだと思われた理由でさえ、今では、正当な転職理由として成立しています。

とにかく、今の時代、転職には、割と恵まれているのです。

きっと大丈夫です!まずは、一歩を踏み出す勇気を持ってください!

歯科医院を辞めたいが、辞めさせてもらえない。そんなときはどうする?

「今の歯医者での人間関係が無理…」
「歯科医の先生が苦手…」
「待遇が悪いので、もっと条件のいいところで働いたい」
「もっと給料のいいところに行きたい」
「結婚で引っ越しに伴い、職場を変えたい」
「子供が生まれるので、仕事を一度辞めたい」
「違う歯医者で働きたい…」

などといった理由から、いま働いている歯科医院を辞めたいと思っている人もいることでしょう。

そんなとき、

「辞めます」
「はい、わかりました」

と、すんなり話が進めばいいのですが、なかなかそうもいかないことも多くあります。

というのも、歯科医院の院長先生が辞めさせてくれない場合がよくあるからです。

もともと、歯科衛生士というのは、歯科医院に1人しかいないという場合も多く、その歯科衛生士が抜けると仕事が回らないという場合も多くあるからです。

しかも、歯科衛生士というのは、全国的にみても、どこも人手不足となっていますので、今いる歯科衛生士に辞められると、次の歯科衛生士がいつ見つかるかという不安から、なかなか、辞めてもいいとはいえないのです。

また、次の歯科衛生士を探すにも、時間のさることながら、思いのほか、コストもかかります。

そのため、歯科医院としても、なかなか手放しで退職に賛成できないのです。

実際に、辞めたいと思っている歯科衛生士さんが、先生に退職したいと伝えても、退職を認めてもらえないどころか、まともに取り合ってさえくれないという人も多くおられます。

こうなると、もはや平行線です。

ダラダラと話し合いが続いたり、話が立ち消えされたりとムダに時間が刻々と過ぎていってしまうことになります。

では、辞めさせてもらえないので、我慢して働き続けるしかないのでしょうか?

無理して働いても、心身消耗することは目に見えていますし、そんな働き方では、自分らしく生きていくことはできません。

もちろん、辞めたいと言ったことによって、状況が好転する人もいるのでしょう。

待遇が悪かったという場合には、よくなるかもしれません。

人間関係も吐き出したことによって、改善することもあるかもしれません。

ただ、人間関係の場合、逆に、言ってしまったがゆえに悪化することも考えられます。

また、一度辞めたいといってしまった手前、そのまま働き続けるというのは、気まずさもあります。

ただ辞めたいといっただけなのに、なぜか、状況がより悪化してしまうといった場合さえありうるのです。

こうなってしまうと、中には、辞めたいといわず我慢して働き続ければよかったとさえ思えてくる人もいるでしょうが、やはり自分のために引き下がってはいけません。

辞めたいのなら、やはり、自分に正直になって、行動を起こすことをおすすめします。

そうしないと、必ずどこかで、無理がたたって、心身が壊れてしまいます。

歯科衛生士の場合、退職したいと思っても、引き止められるケースが多く、簡単に辞められないということもあるので、きちんと辞めることができるようにするには、こちらとしても、しっかりプランを立てて、計画的に辞めるようにしなければなりません。

歯科衛生士学校の学費が安いところはどこ?

歯科衛生士になるためには、歯科衛生士学校で3年以上勉強し、卒業する必要があります。

それでは、歯科衛生士学校では一体いくら必要となるのでしょう。

まず、歯科衛生士学校の中で、国立大学である、東京医科歯科大学の学費をみていきましょう。

入学金 282,000円
授業料 (年額)535,800円
検定料 17,000円

となっています。

国立大学(東京医科歯科大学)で歯科衛生士学科での学費総額は、

入学金+授業料4年分=2,425,200円

となります。

次に私立大学の大阪歯科大学の学費をみてみましょう。

入学金 200,000円
授業料 (年額)700,000円
実験・実習費 (年額)350,000円
学友会費 入学年度15,000円 2年次以降10,000円
保護者会費 入学年度25,000円 2年次以降20,000円

となっています。

私立大学(大阪歯科大学)で歯科衛生士学科での学費総額は、

入学金+授業料4年分+諸費4年分=4,850,000円

となります。

また、同じ大阪にある私立大学でもある、梅花女子大学の学費もみてみましょう。

入学金 200,000円
授業料 (年額)770,000円
施設設備費 (年額)300,000円
教育充実費 (年額)250,000円
諸経費(学生自治会費、教育支援会費、保険料など)入学年度32,150円 2年次以降27,500円

初年度合計 1,552,150円
2年度以降 1,474,500円

ユニフォームや各種備品 約150,000円

私立大学(梅花女子大学)で歯科衛生士学科での学費総額は、

入学金+授業料4年分+諸費4年分=5,975,650円

となります。

私立大学でも、4年間で、1,125,650円も差があります。

次は、唯一の公立短大である静岡県立大学短期大学部の学費です。

入学料 県内の者 84,600円 県外の者 219,900円
授業料(年額) 390,000円
諸費(傷害・賠償保険、後援会費、学生会費、同窓会費、抗体検査・予防接種料) 108,066円

初年度納入金額計 県内の者 582,666円 県外の者 717,966円

上記の納入金のほか、教科書代が60,000円~110,000円程度
歯科衛生学科の被服費・実習材料費が160,000円程度
学外実習経費(交通費、食費、宿泊費など)が50,000~100,000円程度

公立短大(静岡県立大学短期大学部)で歯科衛生士学科での学費総額は、

県内の者 入学金+授業料4年分+諸費4年分=1,752,666円
県外の者 入学金+授業料4年分+諸費4年分=1,887,966円

となります。

授業料は、国立大学よりも安くなっています。

静岡県内に住所を有しているかいないかで入学金が変わりますが、たとえ県外の方でも、国立大学より学費の総額が安いのは、うれしいですね。

そして、私立短大の東京歯科大学短期大学の学費です。

入学金        300,000円
授業料(年額)   700,000円
施設維持費(年額) 300,000円

その他、教科書代、ユニフォーム代等の費用として、3年間で約50~60万円程度

私立短大(東京歯科大学短期大学)で歯科衛生士学科での学費総額は、

入学金+授業料3年分+諸費3年分=3,300,000円

となります。

また、日本歯科大学東京短期大学の学費についても見てみましょう。

入学金300,000円
授業料 (年額)560,000円
実習費 (年額)190,000円
施設その他 (年額)40,000円

初年度1,090,000円

教材費 1年 138,000円 2年 69,000円 3年 28,000円 教材費合計 235,000円

私立短大(日本歯科大学東京短期大学)で歯科衛生士学科での学費総額は、

入学金+授業料3年分+諸費3年分=2,400,000円

となります。

次に、専修学校日本大学歯学部附属歯科衛生専門学校の学費です。

入学金 250,000円
授業料(年額) 700,000円
実習料(年額) 50,000円
施設設備資金(年額) 50,000円

年額 1,050,000円
2・3年次 800,000円

その他の費用(教科書、実習器材、諸経費) 1年次約257,800円 2年次約43,000円 3年次約50,000円 合計 350,800円

専修学校(日本大学歯学部附属歯科衛生専門学校)で歯科衛生士学科での学費総額は、

入学金+授業料3年分+諸費3年分=2,650,000円

となります。

次に専門学校をみてみましょう。

まずは、公立の兵庫県立総合衛生学院の学費は、

入学料              5,650円
授業料          月額9,900円  年118,800円

教科書等          230,000円程度
実習衣、靴等       40,000円程度
教材費等          120,000円程度
実習材料費等       70,000円程度
学生傷害保険料  年間4,500円

合計 46万円程度

校外研修・実習等にかかる交通費、実習に際しての感染症検査費等 別途

と、なっています。

公立専門学校(兵庫県立総合衛生学院)で歯科衛生士学科での学費総額は、

入学金+授業料3年分+諸費3年分=375,550円

となります。

公立専門学校が、総額では一番安くなっています。

また、私立の専門学校では、同じ兵庫県神戸市にある専門学校で比較してみましょう。

私立の兵庫県歯科医師会附属兵庫歯科衛生士学院の学費は、

入学金          300,000円
授業料(年額)      400,000円
実習費(年額)(1年次)  270,000円 (2・3年次) 200,000円
施設設備費(年額)     70,000円

※諸経費(教科書・器材・制服等)約500,000円(3年間)が別途必要です。
校外研修・実習にかかる交通費は自己負担。

と、なっています。

私立専門学校(兵庫県歯科医師会附属兵庫歯科衛生士学院)で歯科衛生士学科での学費総額は、

入学金+授業料3年分+諸費3年分=2,380,000円

となります。

このように、やはり、公立専門学校は、私立専門学校に比べて学費が安くなっているのがわかります。

なお、新横浜歯科衛生士専門学校は、私立専門学校の中では、3年間の学費の合計が、首都圏で最も安い歯科衛生士専門学校といわれています。

私立の新横浜歯科衛生士専門学校の学費は、

入学金 300,000円
授業料 (年額)500,000円
実習費 (年額)100,000円

合計 1年 900,000円、2、3年 600,000円

※1年次は実習負担の教科書・白衣・実習器具代等(約410,000円)が必要です。
※2年次は実習負担の教科書・実習材料代等(約130,000円)が必要です。
※3年次は歯科衛生士国家試験及び手続き、修学旅行代(約230,000円)が必要です。
※臨地・臨床実習時の交通費は自己負担です。(一部校外実習を除き、学割適用)

となっています。

私立専門学校(新横浜歯科衛生士専門学校)で歯科衛生士学科での学費総額は、

入学金+授業料3年分+諸費3年分=2,100,000円

となります。

なお、私立専門学校でも、奈良歯科衛生士専門学校の学費は、

入学金 350,000円
授業料 年400,000円
実習費 年220,000円

合計 620,000円

本校では平成29年度入学者から、授業料と実習費を変更いたします。
授業料を年間10万円、実習費を年間2万円増額いたします。

※その他 教科書、実習器具、制服等諸費用は各自負担あり

となっています。

私立専門学校(奈良歯科衛生士専門学校)で歯科衛生士学科での学費総額は、

平成29年度以前入学者 入学金+授業料3年分+諸費3年分=2,210,000円
平成29年度以降入学者 入学金+授業料3年分+諸費3年分=2,570,000円

となります。

このように、学費があがっているところもあるようです。

歯科衛生士の学費をまとめると、

●国立大学(東京医科歯科大学)
入学金+授業料4年分=2,425,200円

●私立大学(大阪歯科大学)
入学金+授業料4年分+諸費4年分=4,850,000円

●私立大学(梅花女子大学)
入学金+授業料4年分+諸費4年分=5,975,650円

●公立短大(静岡県立大学短期大学部)
県内の者 入学金+授業料4年分+諸費4年分=1,752,666円
県外の者 入学金+授業料4年分+諸費4年分=1,887,966円

●私立短大(東京歯科大学短期大学)
入学金+授業料3年分+諸費3年分=3,300,000円

●私立短大(日本歯科大学東京短期大学)
入学金+授業料3年分+諸費3年分=2,400,000円

専修学校(日本大学歯学部附属歯科衛生専門学校)
入学金+授業料3年分+諸費3年分=2,650,000円

●公立専門学校(兵庫県立総合衛生学院)
入学金+授業料3年分+諸費3年分=375,550円

●私立専門学校(兵庫県歯科医師会附属兵庫歯科衛生士学院)
入学金+授業料3年分+諸費3年分=2,380,000円

●私立専門学校(新横浜歯科衛生士専門学校)で歯科衛生士学科での学費総額は、
入学金+授業料3年分+諸費3年分=2,100,000円

●私立専門学校(奈良歯科衛生士専門学校)で歯科衛生士学科での学費総額は、
平成29年度以前入学者 入学金+授業料3年分+諸費3年分=2,210,000円
平成29年度以降入学者 入学金+授業料3年分+諸費3年分=2,570,000円

となっています。

ここでみいると、

一番安い学費のところは、公立専門学校(兵庫県立総合衛生学院)の 375,550円
一番高い学費のところは、私立大学(梅花女子大学)の      5,975,650円

と、その差額は、5,600,100円(560万円)にもなります!

すべての学費を調べたわけではないので、もっと安いところ、もっと高いところもあるかもしれませんが、これらをひとつの参考にしてみてもいいでしょう。

なお、入学金のほかに、受験料などもかかりますし、教科書代や被服費、各種備品などもかかります。

また、校外へ実習へ行くときにかかる交通費などの実費となります。

なお、実習先には、兵庫県立総合衛生学院の場合、

病院(歯科・口腔外科)、歯科診療所(一般・小児・矯正)、小学校、保育所、高齢者施設、障害者施設、口腔ケアセンター、口腔保健センター

などに行かれるようです。

特に、歯科衛生士の実習のためのユニフォーム備品などは、大きな金額となる場合が多く、記載していないところも多いですが、記載があったところの金額を参考に、お金を準備しておく必要があるかと思います。

●国立大学(東京医科歯科大学)
記載なし

●私立大学(大阪歯科大学)
記載なし

●私立大学(梅花女子大学)
※ユニフォームや各種備品 約150,000円

●公立短大(静岡県立大学短期大学部)
※教科書代が60,000円~110,000円程度
※歯科衛生学科の被服費・実習材料費が160,000円程度
※学外実習経費(交通費、食費、宿泊費など)が50,000~100,000円程度
合計 270,000円~370,000円

●私立短大(東京歯科大学短期大学)
※その他、教科書代、ユニフォーム代等の費用として、3年間で約50~60万円程度

●私立短大(日本歯科大学東京短期大学)
※教材費 1年 138,000円 2年 69,000円 3年 28,000円 教材費合計 235,000円

専修学校(日本大学歯学部附属歯科衛生専門学校)
※その他の費用(教科書、実習器材、諸経費) 1年次約257,800円 2年次約43,000円 3年次約50,000円 合計 350,800円

●公立専門学校(兵庫県立総合衛生学院)
※教科書等          230,000円程度
※実習衣、靴等       40,000円程度
※教材費等          120,000円程度
※実習材料費等       70,000円程度
※校外研修・実習等にかかる交通費、実習に際しての感染症検査費等 別途
合計 460,000円+交通費等別途

●私立専門学校(兵庫県歯科医師会附属兵庫歯科衛生士学院)
※諸経費(教科書・器材・制服等)約500,000円(3年間)が別途必要です。
※校外研修・実習にかかる交通費は自己負担。
合計 500,000円+交通費等別途

●私立専門学校(新横浜歯科衛生士専門学校)で歯科衛生士学科での学費総額は、
※1年次は実習負担の教科書・白衣・実習器具代等(約410,000円)が必要です。
※2年次は実習負担の教科書・実習材料代等(約130,000円)が必要です。
※3年次は歯科衛生士国家試験及び手続き、修学旅行代(約230,000円)が必要です。
※臨地・臨床実習時の交通費は自己負担です。(一部校外実習を除き、学割適用)
合計 770,000円+交通費等別途

●私立専門学校(奈良歯科衛生士専門学校)で歯科衛生士学科での学費総額は、
記載なし

このようにみると、記載されているものだけですが、150,000円~770,000円と幅があります。

もし、諸経費が記載されていない場合でも、30万円から50万円くらいは用意しておく必要がありそうです。

なお、気を付けなければならないのは、

学費の総額の高かった梅花女子大学の諸経費が150,000円で一番安い金額で、
学費の総額を安いとうたっている新横浜歯科衛生士専門学校の諸経費が770,000円と一番高い金額

を記載している点です。

ですので、学校に必要なお金を知りたいときは、学費だけでなく、諸経費を含めた、総額を把握しておく必要がありそうです。

なお、梅花女子大学では、教科書代などが記載されていないため、実際は、この金額よりも多くなるかと思われます。

金銭面で、大きな負担が必要となる歯科衛生士学校ですので、しっかりとした資金計画が必要となるようです。

歯科衛生士学校に行くなら大学か短大か専門学校か?大学編入も可能!

歯科衛生士になるために歯科衛生士学校に行く必要があります。

その際、大学、短大、専門学校の歯科衛生士学科へ進むことになりますが、どこへ行けばいいのでしょう。

結論からいえば、歯科衛生士学科を卒業、歯科衛生士の国家試験に合格さえすれば、基本的にはどこの歯科衛生士学校へ行っても、歯科衛生士にはなれます。

ただ、どこの学校を卒業するかで、学歴は変わってきます。

大学を卒業すれば、学士、
短期大学(短大)を卒業すれば、短期大学士
専門学校を卒業すれば、専門士、

という称号が与えられます。

この中で、専門士は、1994年に設立、短期大学士は、2005年に、準学士から変更された称号です。

これらの称号の変更は、

専門士は、以前は、専門学校には授与される称号は存在しなかったのですが、社会的評価の向上と生涯学習の振興を目的とし、
また、短期大学士は、以前の準学士はあくまで日本固有の称号であったのに対し、国際的は通用性を伴う学位として認めた、

といった背景があります。

特に、専門士の称号を受けたものであれば、大学3年次への編入学が認められるようになったり、かつては短大卒業や大学2年次修了などが条件とされていた国家資格の受験資格が与えられるようになり、その社会的地位の向上および、社会の門戸が広がりました。

専門学校卒業者そのものの地位も向上し、さらに、大学への編入も可能になったわけですが、歯科衛生士になるといったときに、これらの称号、いわゆる学歴については、どのように考えればよいのでしょう。

まず、歯科衛生士は、大学、短大、専門学校問わず、これらを卒業し、国家試験に合格すれば、誰でも歯科衛生士にはなれます。

また、特に、歯科診療所への就職を考えている場合は、基本的には、大学、短大、専門学校といった学歴は関係なく、また、一般的な就職の際に壁となるともいわれている卒業大学の偏差値の問題も大きな問題とはなりません。

ですので、1年でも早く働きたいと思った場合は、専門学校や短大でも有効です。

では、逆に、歯科衛生士になりたい人が、大学に行くメリットを考えてみましょう。

まず、今まで伝えてきたように、大学卒業という学歴と学位がもらえます。

もし、仮に、歯科衛生士ではなく、ほかの職業に就きたいと思ったときに、求人に、大学卒業を条件としている会社や職場もあるのも確かなので、そういったところへ就職するための条件は満たすことができます。

大学を卒業するというったことは、そういった意味では、つぶしが効くともいえるでしょう。


専門学校卒業の場合は、ほぼ100%歯科衛生士という道に進むことになりますし、もちろん、大学卒業の場合でも、歯科衛生士になる人がほとんどなのですが、選択肢が増えるということはあるかもしれません。

また、先にも述べたように、特に、歯科医院への就職を考えているなら、あまり、学歴も気にされないところも多いので、大学にこだわる必要はないでしょう。

ただ、大学病院や総合病院といったところや保健所などの公的機関、一般企業などへの就職を考えているのなら、大学を選ぶと有利ともいわれています。

もちろん、専門学校や短大からでも、このようなところへの就職は不可能ではありませんが、もともと競争率が高く、歯科衛生士の90%が診療所で就職するという中、その狭き門を突破できる能力を有する必要はあります。

それを取得するには、学歴を取得するというのが、残念ながら、一番手っ取り早く、現実的ともいえるのが現状です。

というのも、専門学校では、歯科衛生士になるためのことを集中的に勉強しますが、大学では、一般教養も合わせて学びます。

その分、見分が広がります。

そして、梅花女子大学の看護保健学部 口腔保健学科を例にとると、

・歯科衛生士国家試験受験資格

のほかに、

養護教諭一種免許状(選択)
・レクリエーション・インストラクター(選択)
・医療管理秘書士(選択)
・診療実務士(選択)

といった資格や免許を取得することができます。

特に、学校の保健教育を担う養護教諭の免許状取得は、教員という職業への道にもつながり、非常に魅力的です。

さらに、大学院への進学することもでき、さらに、学びを深めることも可能となります。
これらのようなことが、歯科衛生士になるために、専門学校より大学を選ぶほうがよいメリットとなります。

さて、先に述べたように、専門学校を卒業すれば、大学へ編入することが可能となっていますが、編入は得なのでしょうか?

実際、入学段階で、大学へ入学できるほどの学力がなかった場合、大学へ編入できるというのは、得なような気がします。

ただ、専門学校では、3年間で卒業しますが、大学では、3年時に編入することになります。

そのため、1年多く学校に通うことになり、その分、お金も多くかかることになります。

やはり、大学で学びたいと思っているなら、最初から、大学を目指すのが得策といえそうです。


なお、ここ最近、歯科衛生士校の4年制大学が増加しており、平成29年4月には、大阪歯科大学東京歯科大学短期大学に、医療保健学部および歯科衛生学科が新しく開学されました。

新学部の新設に伴い、それまで、大阪歯科大学東京歯科大学短期大学が運営していた、

大阪歯科大学 歯科衛生士専門学校
東京歯科大学 歯科衛生士専門学校

は、平成29年度以降、学生の募集が停止されています。

このように、歯科衛生士になるための学校も、専門学校より大学というようになっているようです。

専門学校では、

・学校数が大学より多く、身近に学校がある
・大学より容易に入学できる
・大学と比べて1年早く働き始めることができる
・学費が安い

大学では、

・より学術的な知識を身につけることができる
・時間的に余裕を持って学ぶことができる
・専門知識のみでなく幅広い教養も学ぶことができる

といったメリットがありますが、これらをふまえて、進路を考えてみてくださいね。